FUTURE WORLD

自分の価値観で生きよう

自分の価値観で生きるということ

おとなしく真面目でクラブ活動も勉強も頑張っていた娘が朝起きることができなくなり、学校へ遅れてしかいけなくなり、次第に休みがちになり、あらゆることを調べ良いと思えるところにはあちこち連れて行きました。その中で起立性調節障害という病気があることを知り、頭では病気なんだとわかっていても学校へ行かせなければ…と焦る気持ちも常にありました。そしてその専門医のところへ辿り着き、そこで私自身のこれまでの価値観を全て捨てるよう言われました。そして数値的に通常の人の血圧と娘の血圧の差を見せられ、明らかに体に異変が起こっており、これまで娘の頭痛やだるさなど見えない苦痛に対し何処かで疑いをもって対応していましたが、それ以降やっと疑いなく信じて対応できるようになれました。これは私の中で今考えるととても大きい出来事だったと思います。

中学へ行かせなければならない。

学校へ行かなかったら高校へも行けない。

そんなことばかり考えていましたが、中学へ行かなくても通信制高校へ行けば良いし、それもダメなら高卒認定で大学を目指す方法もある。

もっと勉強するにしても、就職するにしても、みんなと同じ方法でなくてもいいということを子供にも親にも知らせて欲しかった。

そうすればもう少し早い段階で楽に生きられたように思います。

中学生や高校生でその学校に合わなかったら、無理にその学校に通い続けるのではなく学校に行かない選択肢もありということを広めてほしい。そうすれば悲しい選択をする子供も少しは減るのではないだろうか。通信制高校高卒認定から大学に行くということは強い意志を持って勉強していくことになり、それなりの覚悟が必要ではあるけれど、苦痛な学校で過ごすことよりは良いと考える人もいるのではないだろうか。

他人に何と言われても自分が思っている通りに生きる。

これこそが自分の価値観で生きるということだと思う。

学校へいく理由と言えば、

みんなが行くから。

勉強するため。

社会性を育てるため。

など

どれももっともな理由なのだが、どうしても学校へいくことが難しい場合は違う方法もある。勉強は学校でなくてもできるし、社会性も学校でなくても育むことはできる。

学校に行くと簡単にできるけれど、行くことができなくなった場合の方法ももっと拡散される社会になってほしい。

娘に色々なことが起こって心からそう思うようになった。